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土曜日、逗子文化プラザで上映された映画「犬と猫と人間と」を観てきました。

この映画を製作された飯田監督は、「自分の主観を全面的に打ち出したり、自分の考える動物愛護を強く訴えるものにしないように」意識されたそうですが、そのことがよぉ~くあらわれていて、今の日本で、人と関わる犬や猫達にどんなことが起こっているのか、客観的にまとめられたドキュメンタリー映画だったと思います。
参考:http://www.petlink.jp/topic_interview/data/interview/011/interview011

このまえの写真展同様、観ることができて良かったです。
この映画を逗子で上映してくれた One☆Paw の皆様に感謝です。


映画の中では、犬猫をめぐるいろいろな問題がありのままに映し出されていました。捨てる側の人間とそれを保護する側の人間の対比や、ペットショッブで小さすぎる個体が手軽に買えてしまう問題、避妊去勢手術の問題(特に野良猫や放し飼いの犬猫)、人間側の都合で簡単に飼育放棄されてしまう問題、「殺処分」を前提にした行政の姿勢、マスコミの報道のあり方や愛護団体の実態などなど、いろーんなことが盛り込まれていてたくさんのことを考えさせられました。おかげで、脳みそが溶けてしまいそうで、うまく感想がまとまりません…(^^;

いつぞや話題になった「崖っぷち犬」を取材するマスコミが映っていたシーンがあったのですが、マスコミってアホやなぁと感じてしまいました。一番大事な部分を撮ってへんかったんやもんね。

えっと、この問題全部をすぐにどーにかできるわけはないですが、誰にでも今すぐに始められることはあるんじゃないかなと思ってます。

たとえば【飼えるようになってから飼うこと】とか【最期まで見届けること】とか。この程度なら子供だってわかると思うので、そんなに難しいことじゃないと思います。でも、実際にはわからない大人が多いんですけど…。あぁ、困ったもんだ…(>_<)

<ちょっと長くなるので、続きはこの下に>

それから、私は仕事のなかで、犬と人との橋渡しというか誤解を招かない関係づくりのお手伝いというか、そういうこと通して良い関係が築ければ「飼育放棄」の選択肢は避けられるかもしれないなぁ、と思って細々と(笑)出張をやってるんですが…基本的に私は、自分が飼っていた動物をセンターに持ち込む感覚が全く理解できないし、そういうことをするヒトを同じ人間だとも思えない。だから、こういう思いで仕事をしていても、それが「処分」の選択をするような人に届くかどうかはちょっとわかりません…(でもとりあえず続けます)。

だから、人の倫理観とかに期待するだけじゃなくて、国とか行政には制度を変えるために「処分しないため」の方法を考えて欲しいし(トラックで処分なんて同じ日本人として恥ずかしい)、希望者がいないから成犬は処分、じゃなくて成犬を飼うメリットも積極的に情報発信しほしい。殺処分機を作動させる費用を別のことに使えないもんだろうか?

映画の中で、保護施へ来ていたイギリスの男の子が「幸せにしてあげたいから」って言っていたけれど、日本でも早くこういう考え方が普通になってほしいなと思います。

ちなみに、2008年度の神奈川県動物保護センターにおける犬猫の収容・譲渡・処分数は…
 
収 容 6801813
引 取303444
返 還336
譲 渡317199
処 分3372069
神奈川県動物保護センター事業概要 21年度より)
*「収容」は野良犬や野良猫、迷い犬など。「引取」は飼い主持ち込み。
猫の処分数はほとんどが子猫。これでも10年前と比べれば4割減。ちなみに犬は10年前の約1/5にまで減ってきています。


それから子犬の販売。
政治家のセンセーには、さっさと法律を改正して子犬の時期にしかできない必要な経験をしっかり積んだ個体だけを取引できるようにしもらいたい。「心身ともに健康な子犬」は少なくともペットショップにはいないと思います。どんな場所でどんな親から生まれて「出荷」されるまでどんな環境にいたのかわからない子犬って怖いと思うんですが…。

イギリスやドイツと全く同じことをしろとは言いませんが、イギリスやドイツが歩んできた動物愛護の負の歴史を日本も同じようにたどる必要はないと思います。せっかく良いお手本があるんだから、大いに参考にするべきだと思うんですけど。。。

私自身、犬のことを勉強するようになってこうした問題を知りました。だから、まだ知らない人がたくさんいるのも仕方がないと思います。でも、インターネットでちょっと調べたらいろんなことがわかってしまう現代なので、飼う側の人も賢くならないとね。



…あぁ、きりがないのでこのへんにしておきます。
最後に、参考ページを。

ペット販売「8週齢規制」の行方 ダイヤモンドホームセンターView Point

奈良と徳島のトラック処分施設(朝日新聞社)

TVタックル

TVタックル続き:その2その3その4その5

映画にも出てきていたマルコブルーノさんの本:

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Theme :動物愛護 - Genre :ペット

Comment

お久しぶりです♪

めい家のパソコンが壊れて「すったもんだ」してました

鎮静器…
なんてふざけた名前でしょう
腹が立ってしようがない!

でも、収容される頭数を減らさない限り
こういうバカなことを考えつく人間はなくならない…
やはり、生体販売のやりかたを変えなければ
入り口を減らさなければ、出口だけを規制したのでは
間に合いませんよね!

  • めいママ1031 #- - URL
  • 2010/03/04 (Thu) 14:04
めいママ1031さんへ

こんにちは! PCの故障は辛いですよね。

> 鎮静器…
私も、この機械の商品名(?)がこんなだったとは知らなくてビックリしました。ちなみに箱に「鎮静機」って書いてあるんですよね。。。鎮静を通りこしてもがき苦しんで死んでゆくのに。。。

むちゃくちゃな扱いをされてしまう動物を減らすには、やっぱり元を絶たないと始まらないんですよね。あえてこういう表現をしますが、「消費者」に「供給」される数が変わらないままでは処分ゼロは不可能なので、手に入れられるルートをもっと減らしていくべきなんですよね。で、ゼロ目標にしないと、取り組み方が生温くなって「減ってるからいいじゃん」みたいになる気もします。
ちなみに、TVタックルの中で、キャバ嬢にお客が犬を買ってあげて、そのキャバ嬢がまたペットショッへ買い取ってもらうという信じられない話が出てきてました。ブランド品の買い取りと同じ感覚らしいです。買ってあげるオトコも救いようのないアホだと思いますが、やっぱり店頭販売がある限りこういう話は無くならないだろうなぁと思ったりします。。。

  • そらママ #fTAjBWUM - URL
  • 2010/03/05 (Fri) 13:58

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